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空からのお迎え…

のぶ。のサバイバル系ミニ小説3rd【最終話】


あの化け物が燃えたのはいいものの、火の勢いが修まらず、オレの足下にも迫っていた。


そんな状況の中、空からのお迎えが!


オレは、助かった…



火がオレの足元へ迫ってく中、ギリギリのギリギリで、救助隊のヘリが降りてきたのであった!



救助隊のヘリが、あと一歩でも遅ければ、オレは化け物と共に燃えていた。


オレはヘリの中で、やっと安心できたからなのであろうか、一気に2年分の気力が抜け切り、空気の抜けた風船のように、グッタリしていた(笑)


「これでやっと、完全に終わった!」

「オレ、親父の元へ逝くわ。」

「じゃあね!」

彼の手帳から聞こえる声、この幻聴が聞こえるのはオレだけで、周囲の救助隊には聞こえてなかった。



それにしても、あの化け物は一体何者だったのだろうか…?

オレは、化け物の存在が気になるばかりでいた。



彼の手帳を開と、今まで最終のページが白紙だったはずなのに…


(ありがとう。所長と母親から、親父の話を聞かせてもらった!厳しかったのは変わりないけど…)



その後、彼の声が聞こえてくることはなかった。


彼にとっては、本当に空からのお迎えであった!
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