NEWアサイラム†ムーンさんの作者ニュース

クィーン

自分がクィーンを知ったときは全盛期を過ぎた頃で

どちらかと言うと過去のバンド的な印象だった

それでも他のロックバンドとは一線を画していた存在ではあった


その理由はフレディではなくブライアン・メイのギターだったように記憶している

激しくヒステリックなヴォーカリストのアクセル・ローズがたびたびインタビューで好きなアルバムと問われたとき、毎回「クィーンⅡ」のアルバムを挙げていたのが印象深い

クィーンは刺戟的かつ、メロディアスなバンドだった


当時ニュースでフレディのエイズが報道されたとき、まだエイズが誤解されていた頃でネガティブな病名の代名詞のようだった

そのまますぐに他界してしまった

いま思い浮かべてしまったのはジューダス・プリーストのロブ・ハルフォード

彼もソロ活動、元鞘に戻れなかったり、ゲイのカミングアウトもあったり

まだ健在ではあるがフレディと少し重なる

またロブに関して言えば「ペインキラー」アルバムの後の絶頂期にバンド離脱してしまったことが彼のピークタイムを短くしてしまったように思える


でも後任ティムのジャギュレイターは格好良かったので、まぁ仕方ないな

話しは戻すけど、ボヘミアン・ラプソディは当時まとまりきれなかった3曲をつなぎあわせたとブライアン・メイは語っていた

確かにピアノイントロの「ママ、ついさっき人を殺してしまったよ」のフレーズと

中間のオペラパート

後半の朗々と歌い上げるフレーズ


バラバラな3曲を繋いだというのはなんとなくわかる


このクィーンのメランコリックな音色が気に入られた方には是非、オランダのヴァレンシアやロビー・ヴァレンタインなんかも聞いてみてほしい

ギターの音色や、曲構成、エフェクトの挿し込み方、コーラスの多重録音などクィーンからの影響があふれ出している

ヴァレンシアなら「ガイア」、

ロビーなら「ゴッド」がクィーンの遺伝子をわかりやすく感じ取れる

フレディ没後、バンドはゲストヴォーカリストを迎えてトリビュートバンドみたいな活動をしている


フレディ不在なのは仕方がないけどブライアン・メイには新しい音色を聞かせて欲しいと
個人的には思う


映画を見ていたら、曲の断片だけでは物足りなくなる!これがこの映画の正直な感想です

ぜひ、フルコーラスで!

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