NEW莉衣さんの作者ニュース

もう

20年ほど前かな、当時のわたくちはもちマンガにハマッてた。冒険系のファンタジーや近未来のバイオレンスとか時代劇ものとかね(笑)


たぶんバブルの頃に王道系の主人公が仲間たちと魔王もしくはラスボスを倒す旅に出るのはいまどきの作品でも似たり寄ったりだよね。

むろんそのときのマンガも王道だから主人公や仲間はスキルや必殺技のバリエを増やしたりする。やがて自信をつけた主人公たちはラスボスのアジト、ありがちなのはお城か屋敷だよね(笑)


王の間にて死闘がはじまりついにラスボスを虫の息までに追いつめたそのときにラスボスが「悪役でいるのにもう疲れた…」 ってつぶやくんだ。


憎まれ役を買わなきゃならない、家臣いたら弱みも見せらんないだろーし。主人公たちは思わぬ一言を聞いて攻撃を止める。


あとは抵抗すんのをあきらめたラスボスが主人公に殺してくれと頼み、言われたとおりに聖剣で命を断つ。そんなラストだったかな。


それまでの作品はひたすら勧善懲悪のが多くてラスボスが弱音吐くっていうのは少なくともわたくちは読んだことなくて意外だったの。

一歩間違うと主人公たちがラスボス一味になってたかもだしで主人公も同情するよね。いつ仲間の気が変わるかなんて誰にもわかりにくいし。


これが説得に成功するとラスボスは魔王国の再建とかにがんばるパターンもあったりしたけどね。いまどきだとラスボスのずっこけや弱音もよくあるネタになるけどバブル当時は新鮮だったりね。

とりあえずはこんなとこ。


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