テキストサイズ

身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】

第16章 第四話 【永遠の少女】 愛しき者

 ずぶずぶと猛々しい彼自身が明姫の花筒をおしひろげ侵入してくる。
 これ以上はないというほど深い部分で彼を受け容れさせられている。
「私の形が判るか?」
「知りません、そんな恥ずかしいことを言わないで下さい」
 拗ねた口調で訴える自分の声に、隠しようもない媚がたっぷりと含まれているのが解り、更に明姫の体熱が上昇した。
「これだけ男を迎え入れて、嬉しがっておいて、何も知らぬ初(うぶ)な娘のふりなど今更ではないか?」
 明姫は意地になって何も言わない。
「そなたはこれが大好きなのだろう?」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ