身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】
第6章 第二話 【桔梗の涙】 予知夢
とはいえ、ユンを落胆させないためにもとヒャンダンに言い諭され、気が進まない中にも、贈られた華やかな衣装に身を包み、たまには高級な宝飾品を身につけていた。
今日の装いは落ち着いた黄色の上衣に、深緑のチマである。チョゴリにもチマにもそれぞれ花紋が金糸や華やかな色糸で刺繍されたり織り出されている。王に贈られた衣装の中では比較的地味な方だ。
が、十六歳という開きかけた花のような明姫には、かえってこういう落ち着いた抑えた色目がよく似合い、清楚な美貌を際立たせていた。
今日の装いは落ち着いた黄色の上衣に、深緑のチマである。チョゴリにもチマにもそれぞれ花紋が金糸や華やかな色糸で刺繍されたり織り出されている。王に贈られた衣装の中では比較的地味な方だ。
が、十六歳という開きかけた花のような明姫には、かえってこういう落ち着いた抑えた色目がよく似合い、清楚な美貌を際立たせていた。