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身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】

第11章 第二話 【桔梗の涙】 しばらくの別離  

「ゆる―して」
 二度目の体勢もかなりの深さで彼を受け容れることになるが、あれは初めてではなかった。だが、今回のような抱かれ方をしたのは初めてのことだ。
 これ以上、深く繋がることはないのではと思うくらい彼を奥深くで感じ、受け容れていた。また熱い飛沫がビュクビュクと弾け、彼女の膣壁を濡らしていく。
 立て続けに三度の絶頂を迎えた身体は、もう限界をはるかに超えていた。
「あぁ」
 明姫はあえかな吐息混じりの声を上げたきり、あまりに烈しい情交に意識を失った。

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