身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】
第13章 第三話 【観玉寺の廃妃】 涙の味
二年の時を経て再会を果たした二人は、明姫が暮らす小さな房で狂おしく身体を重ねた。ユンはこれまでの空白を埋めるかのように明姫の身体を貪り、烈しく求めてきた。ユンとの交わりは以前も烈しいものではあったが、あの夜は少し常軌を逸しているといっても良かった。
もっとも、明姫には久しぶりに逢う彼が自分をそこまで求めてくれていることに歓びを感じこそすれ、少しも嫌だとは思わなかった。好きな相手から情熱的に求められて、嬉しくないはずがない。
明姫もまた狂おしく求めてくる彼の愛撫に応え、あるときは大胆に自分から彼に挑んでいったりもしたのだ。宮殿で夜を過ごす際は、どうしても周囲に遠慮してしまう。
もっとも、明姫には久しぶりに逢う彼が自分をそこまで求めてくれていることに歓びを感じこそすれ、少しも嫌だとは思わなかった。好きな相手から情熱的に求められて、嬉しくないはずがない。
明姫もまた狂おしく求めてくる彼の愛撫に応え、あるときは大胆に自分から彼に挑んでいったりもしたのだ。宮殿で夜を過ごす際は、どうしても周囲に遠慮してしまう。