夢で逢えたなら~後宮秘談~
第4章 愛撫
最近の閨の中での王のふるまいは、どこか狂気じみている。普段は快活な従来どおりの王なのに、ひとたび膚を合わせると、まるで別人のように変わる。
今や大殿の寝所に召されるのは百花一人で、他の六人の側室は見向きもされない有様だ。百花だけが毎夜、寝所に召され、昨夜も明け方まで幾度もしつこく抱かれた。朝には立てないくらい烈しく責め立てられるのは珍しいことではない。
昨夜もその例に洩れず、百花には辛くて長い一夜だった。それでも、百花は決まった時間には仕事を始める。どれほど昨夜の荒淫の名残で身体が痛みを訴えていようと、洗濯も掃除も欠かさない。
今や大殿の寝所に召されるのは百花一人で、他の六人の側室は見向きもされない有様だ。百花だけが毎夜、寝所に召され、昨夜も明け方まで幾度もしつこく抱かれた。朝には立てないくらい烈しく責め立てられるのは珍しいことではない。
昨夜もその例に洩れず、百花には辛くて長い一夜だった。それでも、百花は決まった時間には仕事を始める。どれほど昨夜の荒淫の名残で身体が痛みを訴えていようと、洗濯も掃除も欠かさない。