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夢で逢えたなら~後宮秘談~

第6章 鷺草~真実の愛~

 ああ、何て馬鹿な私。
 百花は床の上に座り、両手で顔を覆い低い嗚咽を洩らした。
 どこかでホロホロとミミズクが啼く声がひどく侘びしげに響いてくる。

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