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エンドレス

第8章 運命を受け入れて

「んっ・・」

薫の舌を自分の口の中に強く吸い込みながら、薫のふくよかな膨らみの先端部分をやさしく手のひらの中心部で円を描くように転がす。

久美の舌は、薫の左耳に移動して、耳全体を舐めまわす。

「あん・・あっ・・」

耳の穴に舌を挿し込むように舌先を尖らせてクルクルとねじりこみ、耳の裏側も下から上へ、舌を押し付けるように何度も這わせる。

「んっ・・あぁ・・」

首すじからうなじにかけては、やさしくやさしく舌と唇を何度も繰り返し往復させてた。

「ぁあ・・んっ・・・はぁ・・ん・・」

薫は自分も久美の身体をたくさん愛したい感情を無理矢理抑え、今は久美の愛撫に身を任せていた。

愛する人に身を委ねる安心感。身体的にも精神的にも快感を与えてくれる幸福感。

薫が、8年間ずっと待ち詫びていた至福の時間。
子宮の奧のほうから歓喜の波が、身体全体に拡がり始めた。

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