エンドレス
第9章 時間を埋める
薫は、ベットに横になったまま久美を自分の胸に引寄せていた。久美はまだ絶頂の余韻の中にいた。
薫は自分の胸の中の久美をそっと抱き締め、乱れた髪をやさしく撫でながら直してあげた。
次第に意識が戻ってきた久美は、薫の胸の中の心地よさに気付き、薫の顔を見上げてキスをねだるように唇を差し出した。
薫は久美の唇に自分の唇を重ね、幸せを噛みしめた。
この8年間、実は薫も久美を思い出しては、自らを慰める行為を何度も行ってきた。
特に1日で多数の男たちを相手にさせられた日ほど、久美を思い出しては、自らを何度も慰めた。汚された身体を癒して欲しかったのと、自分の心が壊れない為の無意識下での自己防衛本能だった。
8年。苦しかった。
再び久美と愛し合える日がくるとは、思ってもいなかったから。
薫は自分の胸の中の久美をそっと抱き締め、乱れた髪をやさしく撫でながら直してあげた。
次第に意識が戻ってきた久美は、薫の胸の中の心地よさに気付き、薫の顔を見上げてキスをねだるように唇を差し出した。
薫は久美の唇に自分の唇を重ね、幸せを噛みしめた。
この8年間、実は薫も久美を思い出しては、自らを慰める行為を何度も行ってきた。
特に1日で多数の男たちを相手にさせられた日ほど、久美を思い出しては、自らを何度も慰めた。汚された身体を癒して欲しかったのと、自分の心が壊れない為の無意識下での自己防衛本能だった。
8年。苦しかった。
再び久美と愛し合える日がくるとは、思ってもいなかったから。