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姉さんに夢中

第30章 夢の中の姉さん

確かにあの独特の匂いがすれば気がつくよな…

「あっ!そういえば何で服着てるの?とか言ってたけど私に何してたの?もう!信じられない!」

いやいや…何してたのって…してたのは姉さんだし……

仕方がない…ここは忘れた事にしよう…

「えっと…それが覚えてないんだよね…ほら、夢って目が覚めると忘れたりするじゃん?」

そう言って姉さんの顔を覗いてみた…

「嘘ついてるでしょ?…正直に言ってみなよ…」

「な…何もしてないよ…夢の中で動けなかったし…」

「動けなかった?…って、覚えてるじゃない!……」

あっ!…しまった……
謝ってこの場は逃げるしかないか…

そんな事を考えていた時だった。

「…ねぇ……」

不意に姉さんがさっきまでとは違う口調で呟いた。

「動けなかった…ってホントに寝てたの?」

「…そう言ったじゃん…だから寝ぼけたって…」

「寝てたのに、なんでその……で…出ちゃうの?」

……不思議な事を訊いてくる……
と、その時は思った。

「刺激しなくても……出ちゃう事あるの?…」

へ?……

もしかして姉さん…夢精のこと知らない…?

どうやら僕がオナ二ーしてて、姉さんが帰ってきたから寝たふりをしていたと疑っていたようだ。

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