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・横尾side

それは裕太と宮田、太輔の４人で食事をし。



藤「じゃまたな、わた」

横「太輔」

藤「んっ？」

横「なんかあったら言ってあいつは」

藤「分かっている、ﾌｯ」

玉「ミツには言わないつもり？」

宮「１人だけ知らないっていうのは」

横「けれど、唐突に言えることではないでしょ」

玉「まぁーね」

藤「様子を見て、頃合いを見計らいそれでいいんじゃない？」

宮「うん」



自宅のマンションへ、帰り着いた後で起こったんだ。

ガチャ！



横「ただいまーよしよし、いい子にしてた？ﾆｺｯ」



いつものように迎えに出た愛犬たち。

抱き上げ頬擦りをし１歩前に足を踏み出した次の瞬間

クラッと目眩がして。



横「うわっ、あっぶねぇーなんだよ今の」



それは貧血にも似た感じで小首をかしげつつ部屋へと入り。

おっかしいなぁ身体が少し怠い気がする。

風呂を短めに済ませ早々にベットの中へと潜り込み。

すると、何故だかいつもの自分の部屋ではなく見知らぬ場所に俺はいてさ。



執事「いらっしゃいましたな、ﾆﾔｯ」

横「あ…ここ‥は？」

執事「私の部屋でございます」

横「お前の？」

執事「はい､ﾆｺｯ」

横「えっ、裕太は？」

執事「心配なさらなくとも横尾さまの部屋にいます」



なら良かった、しかし何で



執事「横尾さまに、話しておきたい事がありまして」

横「なにを？」

執事「体調の方は、如何です？」

横「はっ？」

執事「どこか、おかしいのではありませんか？ﾆｯ」

横「‥‥‥」



怪しく笑う執事。



執事「あなたが裕太という獣人と交尾をし血を吸われてから今日で２日目となります」



それが、なんなんだよ？



執事「そろそろ症状が出てくる頃ではないかと」

横「‥‥っ」

執事「宜しいですかヴァンパイアとは血を糧に生きる者のことです」



それくらい、誰でも知っている。



執事「その血を吸わないという事は、身体が衰弱していくことにも繋がります」

横「えっ、でも」

執事「食事を摂らなければ生き物は生きてはいけないのと同じですから」

横「つまり」

執事「着いて来て下さい」



ガチャ、バタン！