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幻想世界☆

第10章 迫り来る闇①

連れて行かれたのは宮田の隣の部屋。



千「んっ、ああっ、気持ちいっ、ハァハァハァ」

宮「千ちゃん、千ちゃん」



これはマジックミラー!?



千「あああっ、あっ、イクうぅービクンビクン」

宮「カプッ、チューチュー」



ドックンドクン全身の血が脈打つかのごとく身体中が震えた。



執事「我慢をせず宮田さまのように毎日あの獣人の血を吸わないと横尾さま貴方が参ってしまいますよ」

横「俺…は‥」

執事「このままでは、あと数日もしないうちに」



“よいですね”

そう執事は俺に言い残し、部屋を出て行き。

茫然としながら廊下に出ると。



藤「待てぇ北山あぁーダダダダダッ」



ドタドタドタ!



北「待てと言われ待つバカがいるか、ガハハハッ」



ドドドドドッ、何をやっているんだ?あいつら。

何故だかロビーで追いかけっこをしている2人。

気にせずに、自分の部屋へと戻ったら。

ガチャ、バタン!



戸「お帰り横尾、ニコッ」

横「トッツー!?」

五「玉森は可愛い顔をしているけど背があるからな」

玉「あっ、わた」

横「なにをしてるの?」

五「おまえ、幻想館へ忍び込み服を盗もうとしだんだって?クスッ」

横「盗むだなんて人聞きの悪い、拝借しようと思っただけさ」

五「同じことでしょ、クスッ」

横「おっ、お前こそ何しに来たんだよ」

戸「今度パーティーをやるって聞いたから、その服の仕立てをしにね ニコッ」

横「えっ」



数分後―



五「いいんじゃない」

戸「可愛いー玉森」

玉「そっ、そぉ?チラッ」

横「凄くいい、ニコッ」

五「じゃこれでいいかな」

戸「ところでさ」

玉「なに?」

戸「その耳と尻尾、染めたわけ?綺麗なオレンジ」

玉「あぁーこれ?塚ちゃんが…」



そう裕太が言ったとたん、ふたりの顔が異常なほどに強張り。



五「それいつの話し?」

横「昨日、部屋に来て」

五「悪い今日はこれで帰るトッツー行こう」

戸「うん」



ガチャ、バタン!

兎のトッツーとハッシー、それに飼い主の五関と渡辺ショウ太。

このあと何故2人が慌てて帰ったのか分かる事となる

皆で開催したパーティーの会場で。




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