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幻想世界☆

第13章 想うがゆえ

・北山side

ニ「ミツ、まだぁ」



朝、目を覚ましたら何故だかニカから連絡があり。



北「ちょ待てって今、作ってるからよ」



それから、ずーっといついてる。



ニ「お腹が空いたぁ」

北「あ"ぁーもう、分かったってば」



現在:夜の7時、夕飯どき



北「ほら、出来たぞ」

ニ「うおって、これなに」

北「チャーハンだけど嫌なら食うな」

ニ「食べます、食べます!いっただきまーす」

北「ふっ」



でも可愛いから許しちゃう俺って甘いな、クスッ



ニ「ねぇ」

北「んっ?」

ニ「泊まってってもいい」

北「なんかあった?」

ニ「別に、ただミツと一緒に寝たいなと思って」

北「それだけ?」

ニ「だめ?」



ジーッと見つめるニカの瞳が心ばしかうるんで見え。



北「いいよ、ニコッ」

ニ「やったぁ、じゃ一緒に風呂にも入ろ ニコッ」

北「ふっ、あぁ」



こいつ、何かあったな。

だけど口には出さずに甘えてくる、ニカらしい。

以前のニカだったら話していただろうけど今は。



ニ「元気いっぱい、いつも笑顔で明るい二階堂 高嗣です宜しく、ニコッ」



そうなるまでにいろんな事があった、強くなったぜ。



ニ「閣下、お風呂の準備が整いました」

北「うむ、宜しい」



ジャアーッ

身体を洗っている間もずっと俺のこと見つめている。



北「そんなに見るなって、穴が開いちまう」

ニ「開かねぇよ、アハハッ」

北「ふっ」

ニ「ミツ、肌が綺麗だね」

北「唐突になに?クスッ」

ニ「赤い斑点ないなって」



えっ?



ニ「なっ、なんでもない」

北「お前、どうしてそんなことに拘るん?」

ニ「………」

北「話したくないなら聞かないけどさ、フッ」




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