テキストサイズ

幻想世界☆

第15章 惑わされて

玉「味方って何が言いたかったのかな」

横「さぁ」



五関たちの存在がこの世界でどんな役割をもたらすのか。

俺達は、考えた事すらなかった。



横「それより」

玉「あ、うん」

横「おいで裕太、ニコッ」



ギュッと抱きしめチュッとキスを交わす。

それから…



玉「んっ、んんっ、あっ」



が、そのとき!ガチャ



藤「わたぁー聞いて」

横「なっ、どうしたんだよ太輔」

玉「ひやっ!?ガヤ」

藤「北山がさぁ」

横玉「‥‥‥」



ぺらぺらペラペラよく喋るわ クスッ、よっぽど嬉しかったんだろうね。



玉「話しは分かった、けどそのミツは今どうしているわけ」

藤「あっ」

横「まさか放っぽり出して来ちゃったの」

藤「あはっ」

玉「戻った方がいいよ早く今頃はきっと」

藤「‥‥っ」



ダダダダッ!

あははっ、すっ飛んで行っちゃったよ。

ああいうところが天然なんだよな太輔は、クスクスッ



玉「んふふっ」



血を吸われるのが嫌だから自分たちの世界で…か

それで本当に大丈夫なんだろうか?

あの執事、そんなに甘くはない気がする。



玉「これでまた、カップル誕生だね」

横「うん」

玉「何事もなく上手く行けばいいけれど」

横「そうだね」



俺達は願っていた、2人が幸せになることを。




ストーリーメニュー

TOPTOPへ