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幻想世界☆

第2章 秘めた想い①

スゥースゥーと寝息を立てているその顔が、なんだか不安げに見え。

どうした?



横「太輔、俺、先に寝るから後は宜しくぅ」



肩に触れた瞬間、ピカーッと目の前を閃光が走り抜け

視界に広がった見たことがある景色。

これは!?

そこにはあの時と同じ北山の姿があり。

眼の中へ飛び込んで来た、巨人かと思うくらいでかい男が2人。

その視線が北山の方へ向いていて、俺は思わず。



藤「逃げるんだ北山、何をしている早くしろ」



すぐさま反応し、走り出す北山。

が、それを見届けホッとしたのも束の間 睡魔に襲われ夢の中へ。



謎の男「なにをやっているんです藤ヶ谷さま」



なっ、この声はあのときの



謎の男「逃がしてどうするんですか」



お前こそ何を言っているんだよ?



謎の男「まぁーいいでしょう捕まえるのも時間の問題ですし」



捕まえる、北山を?



謎の男「それが貴方の望みだったはずです、私は叶えて差し上げようとしているだけ」



なにわけの分からないこと言っている。



謎の男「皆さまがお待ちです中へどうぞ」



が、姿はなく声だけが聞こえて来る中。

俺は何処だかこいつの声を聞いた事があるような気がしていた。

夢で見る前に―




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