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幻想世界☆

第17章 慟哭と苦悩①

千「おはよーっす」



噂をすれば…



ニ「千賀、昨日は」

千「おはよニカ、ニコッ」

ニ「うん」

千「それから」



耳元へ唇を寄せ囁くように話す千賀、すると。



ニ「なんだ、じゃわったーの部屋に」

千「そっ、だからそんなに怒らないで」

ニ「分かった」

千「大好きだよニカ」



一件落着、そう隣でタマが微笑む。



北「いいな、あの2人」

玉「あっ、ガヤだ」



そこへ―



玉「ガヤ、顔色が悪いけどだいじょうぶ?」



藤ヶ谷が来て、チラチラと視線がこっちへ向き。



スタッフ「では収録を開始しまーす」



離れては、またを繰り返し



横「ミツ」

北「横尾さん」

横「全部知ったんでしょ」

北「俺…」

横「んっ?」

北「藤ヶ谷のこと、頼むわな」

横「えっ」

北「あいつ、なんか様子が変だったから」



横尾さんならきっと支えてくれるはず、そう思ったから託した。



ニ「俺、絶対に見つけてみせる」

千「危ないことはしないでニカ」

ニ「大丈夫だって」

宮「なに?なんの話し」

ニ「宮田には言わない」

宮「えぇ教えてよ二階堂」

ニ「やだね、クスッ」

宮「意地悪しないでさメンバーだろ」

玉「クスクスッ」



賑やかに収録が終り、また夜が来る。

闇の足音と共に―



執事「さて、今宵も存分に味わって頂きますよ快楽の世界を、ニヤッ」




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