
幻想世界☆
第17章 慟哭と苦悩①
藤「あの声、あの風貌」
宮「まさか」
藤「初めて会った気がしなかったのは」
横「しかし、もしそうだったとしても」
俺達に記憶がないのは何故
藤「あいつが消したというのなら納得がいく」
じゃあの光りは一体なんだったというのか。
宮「つまりそこで目をつけられ、そういうこと?」
藤「たぶんな」
横「だとしたら誰のせいでもない」
偶然の巡り合わせ。
藤「これで俺達が、あの夢を見ることになった原因が分かった」
あとは―
宮「あれ?いないよ」
横「んっ?」
気がつけば郁人の姿はなく
横「もう遅い今日は帰ろ」
藤「そうだな」
宮「ガヤさん大丈夫?」
藤「宮田こそ自分をあまり責めるんじゃないよ」
横「太輔、本当は何かあったんじゃ」
藤「別に北山と、これからどう接していけばいいのか考えちゃったりはしているけど他には何も」
それだけ?
俺は太輔の横顔が気になって仕方がなかった。
藤「わた」
本来ならば、片想いだった相手と結ばれて嬉しいはずなのに。
藤「それより俺、気になることがあるんだ」
全然そんなふうには、見えなかったから。
横「なに?」
藤「もしかしてあいつ俺達と同じ、こっちの人間なんじゃないのかな?」
宮「えっ!?」
横「確かに」
俺たちが、あの世界へ引き込まれる前に会っていたのなら。
宮「でも、どうして?」
普通では考えられない事だが何者かにあの世界を操る力を与えられた。
横「そう考えるのが妥当だろうね」
藤「あぁ」
横「気をつけた方がいい」
奴は、きっと何かを仕掛けて来る。
この先―
宮「まさか」
藤「初めて会った気がしなかったのは」
横「しかし、もしそうだったとしても」
俺達に記憶がないのは何故
藤「あいつが消したというのなら納得がいく」
じゃあの光りは一体なんだったというのか。
宮「つまりそこで目をつけられ、そういうこと?」
藤「たぶんな」
横「だとしたら誰のせいでもない」
偶然の巡り合わせ。
藤「これで俺達が、あの夢を見ることになった原因が分かった」
あとは―
宮「あれ?いないよ」
横「んっ?」
気がつけば郁人の姿はなく
横「もう遅い今日は帰ろ」
藤「そうだな」
宮「ガヤさん大丈夫?」
藤「宮田こそ自分をあまり責めるんじゃないよ」
横「太輔、本当は何かあったんじゃ」
藤「別に北山と、これからどう接していけばいいのか考えちゃったりはしているけど他には何も」
それだけ?
俺は太輔の横顔が気になって仕方がなかった。
藤「わた」
本来ならば、片想いだった相手と結ばれて嬉しいはずなのに。
藤「それより俺、気になることがあるんだ」
全然そんなふうには、見えなかったから。
横「なに?」
藤「もしかしてあいつ俺達と同じ、こっちの人間なんじゃないのかな?」
宮「えっ!?」
横「確かに」
俺たちが、あの世界へ引き込まれる前に会っていたのなら。
宮「でも、どうして?」
普通では考えられない事だが何者かにあの世界を操る力を与えられた。
横「そう考えるのが妥当だろうね」
藤「あぁ」
横「気をつけた方がいい」
奴は、きっと何かを仕掛けて来る。
この先―
