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幻想世界☆

第2章 秘めた想い①

それからどのくらい経ったのだろう。

ガチャ!



執事「さぁ、こちらへ」



現れたのは…



宮「がっ、ガヤさん!?」

藤「みや、おまえどうしてここに?」

執事「あと1人 ニヤッ」

藤宮「‥‥っ」

執事「どうやら、もう遭遇したようですがまだ早い」



えっ?

そう言うと執事はパチンと指を鳴らし。



執事「さてと、先に始めていましょうか」



なに…を?



執事「まず、この世界の事を説明します」

宮「そっ、そう、ここって一体なんなんだよ?」

執事「藤ヶ谷さまには前にもお話しましたが」

藤「‥‥‥」

宮「ガヤさん?」

執事「ここへ来た者は狩るものと狩られる者に分かれます」



それが、どんな定義で決まるのかまでは分からない。

狩る者とは、魔族のことで狩り専門のハンター。

その獲物を糧とするヴァンパイアの2種類がいるらしい。

そして狩られる者とは獣人族のこと。

耳と尻尾が獣になっている以外は、人間と全く変わらない姿形をしている。

えっ、ちょっと待ってまさか。



執事「おや到着したようですね」



すると執事は、再び玄関の方へ向かい。

戻って来たときには―



藤「わた!?」

宮「横尾さん」

執事「これで3人そろいました、ニコッ」



俺達は、どうしてこんな事になってしまったのだろう

ただ、大好きな人と一緒にいたかったたけなのに。

なぜ…




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