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幻想世界☆

第19章 寄り添う心③

ニ「はぁ、参ったなぁ」

北「おっ、俺…」

ニ「食い終わったら行こうか、ニコッ」

北「どこへ?」

ニ「いいから俺に任せて」



それから。



横「そう、そんな事が」

ニ「だからさ」

横「だね、フッ」



横尾さんち?なんで。



ニ「じゃあ俺、帰るわ」

北「ニカ?」

ニ「後は宜しくわったー」

横「うん、ニコッ」



意味不明なんだけど?



横「さてと裕太にでも連絡をするかな」



はっ?

トルルル呼び出し音が鳴っているのか暫くの間、沈黙が続き。



横「あっ、裕太?俺、今からそっちへ行ってもいい」

北「???」

横「事情はあとで話すよ、じゃのちほど」



横尾さん?



横「てなわけで、出掛けて来る」

北「はあっ?」

横「言っとくけど汚さないでね」

北「あ、あぁ」

横「それから」



ツカツカツカッと、近づいて来て耳元で。



横「終わったら、ちゃーんと綺麗にしておくんだよ」



んん?キョトン



横「じゃ太輔によろしくーガチャ」



えっ、ちょ待っ…藤ヶ谷?



北「横尾さん、どういう」



バタン!

行っちまった、ええっなになんで俺を独りにしたわけさ。

が、そのとき!ガチャ



藤「わた、ただいま…っ」

北「藤ヶ谷!?」

藤「なっ、どうしておまえわたんちにいるんだよ」

北「えっとぉー」



なんて説明したらいいんだろ?

が、あれこれと考えていると。



藤「‥‥‥」



ガチャ、バタン!

あいつは、黙ったまま出て行ってしまい。



北「藤ヶ谷!」



待って待ってったら、俺を独りにしないで。




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