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幻想世界☆

第20章 束の間の休息

藤ヶ谷、藤ヶ谷んなに優しくされたら俺はもう。

あの世界でのこいつは狂気に近かった。

だが、今のは。



藤「北山、気持ちいい?」

北「んっ、あっ、いい」

藤「なら良かった、フッ」



ぐちゅん、グチュン!

これが本当のお前の愛し方なんだな。



藤「そろそろイキたいんだけど構わない?」

北「んあっ、あぁ…クッ」

藤「なら、イクッ」



ラストスパートを掛ける時だけ物凄い勢いでガン掘りし。



北「うっあっ、あぁーっ」

藤「くっ…ぅ‥ハァハァハァ」



気が遠くなるくらいの快感



藤「ふぅーっ」

北「ぁ…‥カァーッ」

藤「んっ?クスッ」



幸せ、なのか俺は?



藤「寝るよ、ニコッ」

北「あっ、あぁ」



再び腕の中へ俺を包み込み



藤「おやすみ、チュッ」

北「あっ、なぁ藤ヶ谷」

藤「なに?」

北「このまま、ここに引っ越して来ないか」

藤「えっ、いいの?」

北「だって、毎日しなきゃならねんだったらそのほうが」

藤「ふっ、ありがと」



ギュッと抱きしめられ。



藤「じゃ遠慮なくその言葉に甘えさせて貰うよ」

北「あ、うん」

藤「一時的にね、ニコッ」

北「えっ」

藤「あの夢から解放されるまでってことさ、フッ」



ズキン、そうかそうだよな

夢を見なくなったら藤ヶ谷は俺を抱く必要がないんだから。

ふと、寂しい思いに囚われギュッとその胸へ抱きついた。




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