幻想世界☆
第21章 甦った記憶①
・藤ヶ谷side
それは北山と外へ出て森の奥へと入り暫く経った頃だった。
北「聞こえる、水の音が」
ザザァーザザァーと、流れ落ちる音。
藤「北山、待つんだ走るんじゃない」
いったい何があいつを動かしているのか?
分からないまま追い掛け。
すると、目の前に広がった空間。
そこには水しぶきを上げ、上から流れ落ちて来る壮大な滝があり。
藤「森の奥に、こんな所があったなんて」
空を見上げ佇んでいる姿に白い月の光りが射し込んだ次の瞬間!
なっ、なに!?
ピンク色に染まっていた、北山の毛並みは 銀色へと変化し。
ドックン、ドックン、波打つ鼓動
北「ここだ、間違いない」
まさか、だって確かに俺は北山と寝る前に。
そりゃ、パーティのときには抱いてしまったけれど。
あれは、ある意味同意の上
それとは違う、何か言葉では言い表せない欲情が。
身体の奥から沸き上がり、俺は焦った。
だが抑えきれず。
ギュッと後ろから抱きしめればハッとしたように振り返り。
北「どうした?藤ヶ谷」
藤「えっ」
しかし予想外の反応に俺のほうが驚いてしまう。
北「欲しいの俺が?ニコッ」
藤「なっ!?」
北「いいよ、フッ」
藤「‥‥っ」
が、こいつは臆する事なくそう言い。
北「なに驚いてるんだわ、パーティの時だって襲って来たじゃん クスッ」
藤「あっ、あれは」
だから一応、同意の上だって(のつもり…アハハッ)
北「それに今のお前は俺が知っている藤ヶ谷で、魔に操られてはいない」
藤「北山」
北「欲しかったらあげる、遠慮はいらねぇよ ニコッ」
藤「ドキッ」
ばっ、バカなにリードしているんだよ。
それは、俺の役目。
それは北山と外へ出て森の奥へと入り暫く経った頃だった。
北「聞こえる、水の音が」
ザザァーザザァーと、流れ落ちる音。
藤「北山、待つんだ走るんじゃない」
いったい何があいつを動かしているのか?
分からないまま追い掛け。
すると、目の前に広がった空間。
そこには水しぶきを上げ、上から流れ落ちて来る壮大な滝があり。
藤「森の奥に、こんな所があったなんて」
空を見上げ佇んでいる姿に白い月の光りが射し込んだ次の瞬間!
なっ、なに!?
ピンク色に染まっていた、北山の毛並みは 銀色へと変化し。
ドックン、ドックン、波打つ鼓動
北「ここだ、間違いない」
まさか、だって確かに俺は北山と寝る前に。
そりゃ、パーティのときには抱いてしまったけれど。
あれは、ある意味同意の上
それとは違う、何か言葉では言い表せない欲情が。
身体の奥から沸き上がり、俺は焦った。
だが抑えきれず。
ギュッと後ろから抱きしめればハッとしたように振り返り。
北「どうした?藤ヶ谷」
藤「えっ」
しかし予想外の反応に俺のほうが驚いてしまう。
北「欲しいの俺が?ニコッ」
藤「なっ!?」
北「いいよ、フッ」
藤「‥‥っ」
が、こいつは臆する事なくそう言い。
北「なに驚いてるんだわ、パーティの時だって襲って来たじゃん クスッ」
藤「あっ、あれは」
だから一応、同意の上だって(のつもり…アハハッ)
北「それに今のお前は俺が知っている藤ヶ谷で、魔に操られてはいない」
藤「北山」
北「欲しかったらあげる、遠慮はいらねぇよ ニコッ」
藤「ドキッ」
ばっ、バカなにリードしているんだよ。
それは、俺の役目。