
幻想世界☆
第22章 甦った記憶②
・北山side
ザァーザァーッ、水の流れ落ちる音が聞こえる。
ここは…
見渡せば、滝の真下にある空間。
そこで俺は横たわっていた
「クゥーン、クゥーン」
すると小さな狼の子が傍へ寄って来て。
「みんな死んでしまった」
えっ?
「銀色の狼、あなたが動かなければこの世界は」
なんだって言うんで?
と、その時バキュンと何処からともなく聞こえて来た銃声。
とたん目の前で崩れ落ちていく小さな命。
北「しっかりしろ、おい」
抱きしめた腕の中で、砂のように消えて行き。
「まだ1匹いるぞ」
「奴で最後か、よし」
「俺が仕留めてやる」
ちょ、冗談じゃねぇ。
慌てて駆け込んだ滝の裏にある洞窟、そこで。
ピカァーッ“くっ、眩し”
わけ分からない光りに包み込まれ再び眼を開けたときには。
あれは藤ヶ谷に横尾さん、それから宮田!?
「準備は整いましたゼロムさま」
「うむ、生け贄を祭壇へ」
なに!?
横「くっ、太輔」
藤「わた今まで、ありがとう ニコッ」
宮「横尾さん、ガヤさん」
藤「大丈夫だよ、みや」
横「俺達が傍にいる」
宮「ううっ、タマ、千ちゃん、みんなバイバイ ヒクッ」
こっ、これは。
横「裕太 頑張れ見守っているから」
藤「北山、フッ」
なに?なんかもっと言えよ藤ヶ谷。
それは今まさに、命を取られようとしている3人の姿
「紫の月よ、さぁ受け取るがいい欲に染まったこの上のない最高のエナジーを」
よせ、やめてくれ、やめろおぉーっ
北「あぁ、あぁ、嘘だぁ!?こんなの、ガクガクッ」
どうして?なんで嫌だ嫌だ嫌だ嫌だあぁーっ
心臓がえぐり取られるほどの苦しみ。
呼吸困難に陥り…
北「藤ヶ谷、横尾さん宮田あぁーっ」
天を見上げ消えゆく白い月に向かって叫ぶ。
もう1度チャンスを、やり直す力を俺にくれ頼む。
と、そのときだった。
ザァーザァーッ、水の流れ落ちる音が聞こえる。
ここは…
見渡せば、滝の真下にある空間。
そこで俺は横たわっていた
「クゥーン、クゥーン」
すると小さな狼の子が傍へ寄って来て。
「みんな死んでしまった」
えっ?
「銀色の狼、あなたが動かなければこの世界は」
なんだって言うんで?
と、その時バキュンと何処からともなく聞こえて来た銃声。
とたん目の前で崩れ落ちていく小さな命。
北「しっかりしろ、おい」
抱きしめた腕の中で、砂のように消えて行き。
「まだ1匹いるぞ」
「奴で最後か、よし」
「俺が仕留めてやる」
ちょ、冗談じゃねぇ。
慌てて駆け込んだ滝の裏にある洞窟、そこで。
ピカァーッ“くっ、眩し”
わけ分からない光りに包み込まれ再び眼を開けたときには。
あれは藤ヶ谷に横尾さん、それから宮田!?
「準備は整いましたゼロムさま」
「うむ、生け贄を祭壇へ」
なに!?
横「くっ、太輔」
藤「わた今まで、ありがとう ニコッ」
宮「横尾さん、ガヤさん」
藤「大丈夫だよ、みや」
横「俺達が傍にいる」
宮「ううっ、タマ、千ちゃん、みんなバイバイ ヒクッ」
こっ、これは。
横「裕太 頑張れ見守っているから」
藤「北山、フッ」
なに?なんかもっと言えよ藤ヶ谷。
それは今まさに、命を取られようとしている3人の姿
「紫の月よ、さぁ受け取るがいい欲に染まったこの上のない最高のエナジーを」
よせ、やめてくれ、やめろおぉーっ
北「あぁ、あぁ、嘘だぁ!?こんなの、ガクガクッ」
どうして?なんで嫌だ嫌だ嫌だ嫌だあぁーっ
心臓がえぐり取られるほどの苦しみ。
呼吸困難に陥り…
北「藤ヶ谷、横尾さん宮田あぁーっ」
天を見上げ消えゆく白い月に向かって叫ぶ。
もう1度チャンスを、やり直す力を俺にくれ頼む。
と、そのときだった。
