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幻想世界☆

第22章 甦った記憶②

河「なんだ?ここ」

五「郁人、あれ」

戸「横尾?」

塚「宮田、宮田がいる」

河「太輔!?」

橋「なに?これ、どういうこと」

屋「河合、五関、トッツー塚ちゃん」

山「ハッシー、みんな」

五「俺ら、いったい」



とつぜん現れた五関たちと屋良さん、亮太の7人。

待てよ、つまりこれって。



屋「北山?おまえ北山か」

河「宏光!?」

橋「えっ、どうしちゃったの?その姿」

北「はっ?」

山「この耳と尻尾、本物」

五「まるで犬、いや狼」

戸「北山おまえ」

北「トッツー」



そうか未来の姿だ、そうに違いない。



戸「お前が俺たちを呼んだのか?」

塚「それより、ねぇーあの3人」

北「もう、死んでる…」

河「嘘だ!」

北「お前らが来る前にやられてしまった、クッ」

五「北山おまえ黙ってそれを見てたわけ」

北「俺に何が出来る?俺だって、どうしてこんな事になってしまったのかサッパリ分からねんだからよ」



握り拳に唇を噛み締め悔しさで下を向く。



屋「みんな落ち着け」

山「不気味な月」

北「さっきまでは白い月もあったんだけどな」

戸「白い月?」



ハッ、そうだ!ここが未来だとしたら戻ればいい。

洞窟、滝の下の。



北「みんな俺に着いて来てくれ」

塚「えっ」

北「戻るんだよ過去に」

河「なにを言っているんだ宏光」

北「いいから着いて来い」



ダダダッ!

変えてやる絶体に、こんなこんな未来くそくらえだ。

ザァーッ、ザザァーッ!

遠くから聞こえる滝の音、その先を目指し。

俺達は走り抜ける、仲間を愛する人を助け出す為に。




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