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幻想世界☆

第3章 秘めた想い②

玉「で?そいつらに捕まると、どうなっちゃうわけ」

戸「さぁー詳しくは知らない」

橋「けれど、たくさん仲間が連れてかれた」

玉「仲間?」

戸「俺達うさぎ族は、もっと大勢いたんだ」

橋「なのに、あいつら片っ端から捕まえてよ」

戸「奴らの手から逃げ戻って来れた者はいない」

玉「じゃ、つまり」

戸「きっとみんな」

橋「あいつら俺達のこと、獲物だって言ってたし」

玉「マジか」

橋戸「‥‥‥」



って事は常に狙われているってわけだね。



戸「今日はもう、遅いから寝よ」

玉「遅いって、ずっと夜のままじゃん」

戸「違うさ、フッ」

玉「どこが?」

戸「月を見れば分かる」

玉「???」



言われて空を見上げれば、まーるいお月さまが2つ。

トッツーが言うには。

昔、白い月は太陽だったんだって。

太陽ねぇー

その白い月が薄黒くなると本当の夜なんだそうだ。

ふーんなるほど、そういえばなんだか眠い。

チッチッチ、聞こえてきた秒針の音。

意識が徐々に薄れて行き、次に気がついた時には朝だった。



玉「ふっ、わーぁ」



不思議な感覚で目を覚まし辺りを見渡す。



玉「わっ、もうこんな時間だ急がなくちゃ」



ふわっと漂う、湯上がりの香り。

あれ?まさか…ね、フッ

あれは夢の中での出来事、そんなわけないし。



玉「おはようございます」

ウド「おはよ、タマちゃん朝から元気だねぇ」

玉「そんなことないですよ俺、朝 弱いし」



これから、もしツアの収録が始まる。




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