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幻想世界☆

第22章 甦った記憶②

・宮田side

その日の夜―

俺の腕の中で、眠っている千ちゃん。

少し前にエッチを済ませた後ってわけだけど。

なんでだか自分は眠れなくてさ。

今は夜中の0時ちょい過ぎ



宮「参ったなぁ」



きっと向こうでは千ちゃんが怒っているに違いない。



ニ「えっ、宮田が来ない」

千「うん、一緒に寝たはずなのにおっかしいなぁ」

ニ「まさかミツじゃあるまいし」

玉「執事に何かされてるとは思えないしね」



それとも気にせず二階堂の部屋にでも行ってたりして



横「嫌な予感がする、何か意味がありそうな」

玉「かと言って、確かめるすべはない」

執事「どうかなさいました皆さん」

ニ「あっ、執事」

千「宮田は?ねぇーなんであいつ来ないわけ」

執事「宮田さまですか」



けど眠れないんだもん仕方がないじゃん。



「そうだな、たが心配する必要はない」



えっ、誰?



「我が名はゼロム」



とたん身体は強張り全身が硬直し。



ゼ「案ずるでない、取って食ったりはせぬ」

宮「ぁ…‥」

ゼ「お前は以前、こんな事を言っていたであろう」



“生け贄って1人じゃダメなのかな”



ゼ「今でもそう思っているのか」

宮「それで、みんなが無事にあの世界から抜け出す事ができるのなら」

ゼ「なるほど、それが友情というもの」



愛さ、そして絆だ。




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