テキストサイズ

幻想世界☆

第23章 闇からの誘惑

執事「ふふふっ、あのお方は神にも匹敵するお方」



神ね、フッ



執事「あなた方の世界へ 行き会話をするなど造作もないこと」



それで?



執事「宮田さまは自分の身を犠牲にしてでも皆さまをここから出して差し上げたいと」

横「あいつ、そんなことを言ったわけ?」

執事「はい、ゼロムさまは誰にも言わない約束で受け入れられたそうです」



つまり自分1人が生け贄になろうと。



横「あのバカ、似合わないことを言いやがってさ」

執事「どう致しましょう」

横「なぜ俺に?」

執事「横尾さまの気持ちを知りたいだけです」

横「知ってどうするの?」

執事「横尾さまなら大人の決断をして下さると、そう思いましたものですから」



ふーん、大人の決断ね何を企んでいるのだろうかこの執事。



執事「では、ゼロムさまが宮田さまを呼び出しましたら横尾さまにお知らせ致します、それで宜しいでしょうか」

横「あぁ」

執事「藤ヶ谷さまに、このことは?」

横「言わなくてもいい」

執事「かしこまりました」



太輔、俺達は自分がこの先どうなるのかを知ってしまった。

その上で宮田は1人でそれを背負い込もうとしている

あのヘタレオタクが、フッ

お前ならどうする?俺は、一緒にいてやりたい。

だめ怒る?ねぇ太輔。

お前はミツの傍にいてやってくれ絶体に離れるんじゃないよ

裕太のことも頼んだ。

もうすぐ運命のときが訪れる。




ストーリーメニュー

TOPTOPへ