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幻想世界☆

第23章 闇からの誘惑

北「変態」

藤「普通じゃね」

北「俺には理解できないわ尻の孔を舐めるだなんてよ」

藤「じゃ北山は付き合った彼女のそこを舐めたりしなかったわけ?」

北「そっ、それは」

藤「同じじゃん」

北「違う」

藤「えっ」

北「ぜんぜん違う」



とたんに視線を逸らし。

そうだったな、俺達は好き合ってこういう関係になったわけじゃない。



藤「よす、今日は?」



が、そう言った瞬間に。



北「やだっ、藤ヶ谷やっ」



ギュッと俺に、抱きついて来て。

だめ期待しちゃう。



藤「北山」

北「挿れて、なっ」

藤「‥‥っ」

北「なぁーってば」



その言葉に、ズブズブッと



北「はあっ、あぁ藤ヶ谷」

藤「どうされたい」



ギシッ、ギシッ!



北「藤…ヶ谷‥の…好き‥にしていっ…あっ、いぃ」

藤「北山、クッ」



その言葉が俺の欲情を増幅させてく。



北「あっあっ、いっ、あっいっ、いぃーっ」



愛しくて、堪らなく愛しくて。

北山、愛している、北山。

その先に、待ち受けているものがたとえ死であったとしても。

俺は後悔しまい、おまえとこうなった事を。



北「藤…ヶ谷‥ハァハァハァ」

藤「んっ?チュッ」

北「んんっ」



縋るように俺を見る瞳が。

逝くな傍にいてくれと言っているような気がした。



藤「んちゅ」



そして激しく口づけを交わし眠りにつき暫くすると。



執事「この林の場所を覚えておいて下さいね」



執事の声が聞こえ振り向いたらそこに、わたが居たんだ。



横「太輔」

藤「林に行ってたの?」

横「行かされてたかな」

藤「そこ俺がゼロムに取り憑かれた場所だよ」

横「やっぱり、なんか嫌な感じがしたんだよね」

藤「変な屋敷さ、家の中にそんな場所があるだなんてさ」

横「確かに、フッ」



見合わす瞳に、同じ決意が潜んでいる気がする。



横「裕太が待ってる」

藤「わた、フッ」

横「ミツも、ねっ?行こう太輔 ニコッ」

藤「あぁ」



俺達は、後戻りできない所まで来ていた。

静かに時の流れに身を任せ




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