テキストサイズ

幻想世界☆

第3章 秘めた想い②

屋「ご飯できたよ亮太」

山「屋良にぃー」



そこへ、屋良さんがやって来て。



屋「なんだ?まだ、おまえイジケてたわけ」

ニ「千賀を何処へやったんです?」

屋「んっ?」

ニ「俺だけ独りじゃつまらないし」

屋「ここにいる方がいいと思うけど、フッ」



えっ、どういう意味?



屋「まぁーでも俺のペットにするわけにもいかないからな」

山「屋良にぃーっ」

屋「クスッ、優馬だったら話しは別だけど」

山「俺がいるでしょ」

屋「あははっ」



益々、わけが分からない。



屋「よし、ついて来れば」

ニ「はっ?」

屋「いいから早く、千賀の所へ案内してやる」

ニ「はい」



向かった先は―



河「うお、二階堂じゃん」

ニ「あれ?郁人」



まーるい耳と、長くて細い尻尾がある。

ってことは…



屋「ほら、中に入れてやるから2人して遊んでな」



キーッ、ガッチャン!



河「およっ、お前も猫か」

ニ「んっ?」



身体が、ムズムズして堪らない。

パタンパタン、尻尾が床に叩きつけられるのを目にした途端に。



ニ「ふぎゃあーっ」

河「うわっ、よせ二階堂」

ニ「ふぎゃ、にゃにゃにゃぎゃあ」

河「助けてぇ屋良さーん」



郁人に飛び掛かっている、自分がいたんだ。



千「あちゃあーニカが郁人を襲っちゃってるよ、キャハハハ」



千賀、笑ってないで止めろ



屋「お前も仲間に入る?」

千「俺はいいや見ている方が楽しいし、キャハハ」



ドタン、バタン、ガタン、追い掛けっこは続く。

この夢が覚めるまで―




ストーリーメニュー

TOPTOPへ