テキストサイズ

幻想世界☆

第24章 突然の異変

・宮田side

それは、二階堂のところへ塚ちゃんが現れる1時間半ほど前。

自分の部屋て、マッタリとしていたとき。



「時は来たれり運命を受け入れし者よ我のもとへ来るがよい」



ハッ、この声は!

聞こえて来た声に心が反応し。



千「宮田、いつまでテレビを見てるんだよ先に寝ちゃうぞ」

宮「だって、これから俺が大好きなアニメがやるんだもん」

千「ふーん、じゃいいや」



ごめん千ちゃん。



「この世の時間は、ことが済むまで止めておく」



えっ、どういう意味?



「案ずるでない全てが終われば何事もなかったかのようにまた動き出す」



それって…



「夢の中での出来事など、人の記憶からは消え去るのみ」



つまり俺は忘れられちゃうってこと?



「お主そのものの存在が、儚い夢となるのだ」



なんか複雑な心境だな…



「約束だ今から言う場所へ独りで来い」



分かった―

ベットに行くと既に寝息を立てている千ちゃん。

ふふっ、本当に寝ちゃったんだゴメンね約束を破って

だけどこれしか方法が思いつかなくてさ。

俺はその額にキスを落とし足音を忍ばせ外へと出る。




ストーリーメニュー

TOPTOPへ