
幻想世界☆
第24章 突然の異変
・宮田side
そこは確かに幻想館だった
宮「どうして?意味わかんない」
ゼ「不思議がる事はない、どの世にも接点はあるもの」
つまり、ここがその接点ってわけ。
ふーん、なるほどね。
けれど何故だか屋良さんや亮太の姿は見あたらず。
おっかしいなぁー
ゼ「どうした?」
宮「ここって、幻想館だよね」
ゼ「そうだが」
宮「じゃどうして?」
ゼ「いいから、早く先へと進め」
宮「はいはい」
そんなに急かさなくても。
言われた通りそこを抜け、もう見慣れた風景でもある外へと出る。
ゼ「まずは屋敷へと向かうのだ」
でも、こっちもいつもとは様子が違い。
なんだか不気味な雰囲気を醸し出していて。
宮「あっ…ねぇ‥ゼロム…さん?」
ゼ「なんだ?」
宮「誰も…いない‥の」
ゼ「お前は、何も分かっていなかったのだな」
へっ?いや何が。
ゼ「ここにいた獣人や飼い主たちは、お前たちの世界にいる者」
宮「それくらい、俺だって知っている」
ゼ「ときが止まっているのだ、そやつらの意識も消えておる」
あっ、そういうことか ハハッ
ゼ「いちいち、説明せねば分からぬのか面倒なやつ」
すっ、すみません…
でも屋敷に行ってどうするんだろう。
ギィーバタン!
執事「お帰りなさいませ、宮田さま」
宮「あっ、執事」
やっぱり、こいつはいたんだ。
執事「取り合えず、お風呂にでも入って寛いでて下さい」
宮「えっ、いいの?」
執事「はい、お時間はたっぷりありますので ニヤッ」
宮「んん???」
俺は、その意味がまったく分かっていなかったんだ。
ただ、思った以上に緊迫感がないこの状況に少し拍子抜けしてしまい。
気が緩んでしまっていたのは確かだった。
魔が、約束を守るわけないのに。
このあと嫌ってほどそれを思い知らされる事となる。
生け贄の儀式を前にし―
そこは確かに幻想館だった
宮「どうして?意味わかんない」
ゼ「不思議がる事はない、どの世にも接点はあるもの」
つまり、ここがその接点ってわけ。
ふーん、なるほどね。
けれど何故だか屋良さんや亮太の姿は見あたらず。
おっかしいなぁー
ゼ「どうした?」
宮「ここって、幻想館だよね」
ゼ「そうだが」
宮「じゃどうして?」
ゼ「いいから、早く先へと進め」
宮「はいはい」
そんなに急かさなくても。
言われた通りそこを抜け、もう見慣れた風景でもある外へと出る。
ゼ「まずは屋敷へと向かうのだ」
でも、こっちもいつもとは様子が違い。
なんだか不気味な雰囲気を醸し出していて。
宮「あっ…ねぇ‥ゼロム…さん?」
ゼ「なんだ?」
宮「誰も…いない‥の」
ゼ「お前は、何も分かっていなかったのだな」
へっ?いや何が。
ゼ「ここにいた獣人や飼い主たちは、お前たちの世界にいる者」
宮「それくらい、俺だって知っている」
ゼ「ときが止まっているのだ、そやつらの意識も消えておる」
あっ、そういうことか ハハッ
ゼ「いちいち、説明せねば分からぬのか面倒なやつ」
すっ、すみません…
でも屋敷に行ってどうするんだろう。
ギィーバタン!
執事「お帰りなさいませ、宮田さま」
宮「あっ、執事」
やっぱり、こいつはいたんだ。
執事「取り合えず、お風呂にでも入って寛いでて下さい」
宮「えっ、いいの?」
執事「はい、お時間はたっぷりありますので ニヤッ」
宮「んん???」
俺は、その意味がまったく分かっていなかったんだ。
ただ、思った以上に緊迫感がないこの状況に少し拍子抜けしてしまい。
気が緩んでしまっていたのは確かだった。
魔が、約束を守るわけないのに。
このあと嫌ってほどそれを思い知らされる事となる。
生け贄の儀式を前にし―
