幻想世界☆
第25章 選ばれし者
・二階堂side
うわぁー行き止まりだ。
俺は必死に迷路の中を旗を目指し、歩いていた。
えっとえっとー手前の路地を左に、それから。
北「ニカ、大丈夫かぁ」
千「行けてるぅーっ」
二「おう」
時々聞こえとくるミツたちの声に励まされ。
次は右、でもって…よし第一チェックポイントを通過。
玉「なんだったら歌でも唄ってけばぁ」
二「はあっ?」
玉「だって、こっちからだと姿が見えないんだもん」
二「アホか迷路の中で独りで歌ってたらバカみたいじゃん」
玉「あははっ」
Thank you タマ明るい気持ちにさせてくれ。
こんな暗闇の中、コンクリートの壁に囲まれていたら気分も滅入っちゃうものだけど。
千「じゃ俺らが歌ってやるよ」
二「何を」
千「あっ」
二「決めてから言え」
北「ガハハハッ」
3人の声に救われていた。
玉「今どこらへん」
二「んー多分 1/3くらいまで来ているのかなぁ」
玉「まだそんなもん」
二「仕方ないじゃん例の旗ここからだと見えないんだし」
玉「で?」
でってタマ、はぁ…
玉「言い訳はいいから早く前へ進め」
はいはい、相変わらずSだなぁ ハハッ
だけど俺は知っている言葉の裏にあるその優しさを。
二「あっ、見えた」
千「旗が?」
二「うん、でも」
えぇーっ、行けないじゃん
北「お前ちゃんと道順通りに行ったか?」
二「行った、ああぁーっ」
玉「なに?」
叫んだと同時に、固まってしまった。
そこにあったのは分厚い壁に垂れ下がっているロープ
そして…
二「登れってか」
千「ニカ?」
張り付いている足場のような石。
二「げげっ、マジかよー」
千「大丈夫?」
と、そのとき。
戸「二階堂、あとは頼んだよ」
橋「任せたからね」
山「ファイトだ」
脳裏に浮かんだ屋良さん達の言葉。
河「お前なら出来る」
屋「大丈夫、きっと上手く行く」
五「俺たち、見守っているから」
みんな、フッ
塚「二階堂、分かっているよね」
河「絆だ、それが何よりの力・武器となる」
うん、よし。
俺はコクンと頷いて勇気を振り絞り。
ロープを手にすると、そこを登り始めたんだ。
上を目指して―
うわぁー行き止まりだ。
俺は必死に迷路の中を旗を目指し、歩いていた。
えっとえっとー手前の路地を左に、それから。
北「ニカ、大丈夫かぁ」
千「行けてるぅーっ」
二「おう」
時々聞こえとくるミツたちの声に励まされ。
次は右、でもって…よし第一チェックポイントを通過。
玉「なんだったら歌でも唄ってけばぁ」
二「はあっ?」
玉「だって、こっちからだと姿が見えないんだもん」
二「アホか迷路の中で独りで歌ってたらバカみたいじゃん」
玉「あははっ」
Thank you タマ明るい気持ちにさせてくれ。
こんな暗闇の中、コンクリートの壁に囲まれていたら気分も滅入っちゃうものだけど。
千「じゃ俺らが歌ってやるよ」
二「何を」
千「あっ」
二「決めてから言え」
北「ガハハハッ」
3人の声に救われていた。
玉「今どこらへん」
二「んー多分 1/3くらいまで来ているのかなぁ」
玉「まだそんなもん」
二「仕方ないじゃん例の旗ここからだと見えないんだし」
玉「で?」
でってタマ、はぁ…
玉「言い訳はいいから早く前へ進め」
はいはい、相変わらずSだなぁ ハハッ
だけど俺は知っている言葉の裏にあるその優しさを。
二「あっ、見えた」
千「旗が?」
二「うん、でも」
えぇーっ、行けないじゃん
北「お前ちゃんと道順通りに行ったか?」
二「行った、ああぁーっ」
玉「なに?」
叫んだと同時に、固まってしまった。
そこにあったのは分厚い壁に垂れ下がっているロープ
そして…
二「登れってか」
千「ニカ?」
張り付いている足場のような石。
二「げげっ、マジかよー」
千「大丈夫?」
と、そのとき。
戸「二階堂、あとは頼んだよ」
橋「任せたからね」
山「ファイトだ」
脳裏に浮かんだ屋良さん達の言葉。
河「お前なら出来る」
屋「大丈夫、きっと上手く行く」
五「俺たち、見守っているから」
みんな、フッ
塚「二階堂、分かっているよね」
河「絆だ、それが何よりの力・武器となる」
うん、よし。
俺はコクンと頷いて勇気を振り絞り。
ロープを手にすると、そこを登り始めたんだ。
上を目指して―