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幻想世界☆

第26章 月の加護

・北山side

執事「おやおや、それでは話しになりませんね」



ふっ、だよな。



千「ニカ、大丈夫か?」

二「あぁ、クッ」

玉「ミツどうしたらいい」



藤ヶ谷の瞳が、俺のことをジッと見つめている。

それは信頼の証―



ゼ「ではよいな、生け贄を柱へと縛りつけるのだ」

執事「はっ」

北「待てよゼロム」

ゼ「んっ?まだ何かあるのか」

北「あんた、肝心なことを忘れてるぜ」



俺達には最大の武器があるってことを。



北「ニカ剣を俺に向けろ」

二「えっ」

北「いいから早く」

二「おっ、おう」



屋良さん亮太、塚ちゃんに郁人・ハッシー・トッツー五関。



屋「北山、俺たちはここにいる」

山「その心の中に」

河「だから、安心して力を発揮すればいい」

五「お前に呼ばれた俺達」

橋「全ては大切な人を護るため」

戸「俺らの精神はいつも、みんなと共にある」

塚「行け、北山」

7人「行けえぇーっ」



全身にみなぎってくる力、月の加護を受け。



横「はっ、ミツの身体が」

宮「輝いている!?」

藤「ふっ」



聞こえて来る様々な人の声



ゼ「あの光りは、まさか」

執事「彼は、月の使者ですからね」

ゼ「何をのんびりと構えておるのだ」

執事「おやゼロムさま無敵ではなかったのですか」

ゼ「なに!」



それは、周りにいる友人・知人・先輩・Jr.たちとの絆



「北山くん」「北山」
「ひろ」「宏光」



親はもちろん、メンバーも



玉「ミツ」

千「俺達は負けはしない、絶対に」

二「当たり前さ」

北「よしニカもう一度あいつに体当たりをするんだ」

二「でも」

北「大丈夫、俺達がついている」



コクンと頷くニカ。





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