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幻想世界☆

第26章 月の加護

藤「大丈夫だってニカ」

ニ「ガヤ」

藤「たぶん幻想館から戻れるんじゃないの」

北「確証はないんだぞ」

藤「行ってみればいいじゃん」

二「千賀、帰るよー」



宮田をからかい遊んでいた健永に声をかけるニカ。



千「おっけー」

宮「千ちゃん待って」




互いの気持ちを、打ち明け合っていない2人。



玉「わた、行こう」

横「あ、うん」



俺は、気がかりでならなかった。

お願いだからちゃんとミツに言ってあげて太輔。

きっと同じ気持ちだと思うから。

それから幻想館へと向かい



千「みんな、いないね」

玉「戻っちゃったんじゃない本来いるべき場所へ」



来た時と同じ、そこを通り抜け。



二「でも会ってもここでの事は覚えてないんでしょ」

藤「だろね」

宮「寂しいな」



自分たちの世界へと戻って来る。



玉「仕方がないさ」

北「でもよ」

横「んっ?」

北「あいつらが、いたのは紛れもない事実なんだし」

二「確かに」

千「俺達は、それを知っている」

藤「あぁ、フッ」

北「それでいいんじゃね」



そうだね、ミツ。



玉「よし明日からまた頑張るぞ」

二「おっ、タマ 元気一杯じゃん」

玉「なんか、すっきりした気分」

千「俺も」

横「帰ろうか」



俺は、裕太の手を取り目線で太輔に合図して。



藤「わた、タマおやすみ」

二「ゆっくり休めよー」



みんなに手を振り自宅マンションへ戻って行ったんだ

2人が、寄り添えることを願いっつつ。




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