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幻想世界☆

第27章 不器用な2人

宮「ぎゃあマジで勘弁してよ」

千「あはははっ、俺のいう事なんでも聞いてくれる」

宮「聞く聞く聞くからさ」



相変わらずラブラブな健永とみや。



二「あれ?ミツ寝てる」

玉「ほんとだ」



気がつけばソファーで寝息を立てている北山、その顔を見てると心が和む。



スタッフ「二階堂くん千賀くん撮影に入りまーす」

千「はーい、ニカあぁ」

二「いま行くぅ」



そのうちスタッフから呼び出しが掛かり。



スタッフ「では玉森くんと宮田くんはインタビューをお願いしますね」

玉「行くよ宮田」

宮「はいタマさん」



次から次へ部屋を出て行くメンバーたち。



横「ちょっと俺、電話かけてくるわ」

藤「誰に?」

横「兄貴」



ふーん、えっ?待ってわた俺、北山と2人きりじゃん

シーンと静まり返った部屋の中。

マジかよ…

秒針の音が、やけに耳へと響き。

まるで引き寄せられるかの如く傍まで行くと。

その寝顔を覗き込み髪の毛を撫で頬に手を添えて。

気がつけば唇へキスをしていた。



北「ん…ぅーん」



ハッ、何をやっているんだよ俺。

慌てて傍を離れ窓際の方へそこにあった椅子に、腰を掛ける。

と、そのとき。



二「うわマジで、超面白いじゃん」

千「だろ」



ガチャっと扉が開き入って来たニカと健永。

ふぅー危なかったなぁ…

もう少し時間がズレていたら見られてしまうところだった。

まさか、わたに見られていたとは知らず。




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