幻想世界☆
第27章 不器用な2人
・藤ヶ谷side
北山と話しをした数日後、チャイムが鳴り出てみれば
業者「藤ヶ谷さん、宅配便でーす」
ちっ、あいつ本当に送って来やがった。
業者「ここに印鑑をお願いします」
藤「どうも、ご苦労さま」
ガチャ、バタン!
横「あらミツ、送り返して来ちゃったんだ」
藤「そっ、この間ね」
俺はわたに、その時のことを話す。
横「どうして太輔はミツを呼び出したわけ」
藤「それは」
横「ミツも、なんで応じたりしたんだろ」
藤「話しがあるってさ」
横「でも結局はできなかったんでしょ」
藤「んまぁ…」
横「それじゃあ、意味ないじゃん」
確かに、わたの言う通りだ
本当のところ北山は、俺に何を言いたかったのか?
今更ながら気になってしまう。
横「会いに行ってくれば」
藤「えっ」
が、唐突に言われた言葉に
一瞬、届いた箱を開けようとしていた手が止まり。
横「会って本音をぶつけてきなって」
藤「わた」
横「結局お互い気になっているのが見え見えなのに」
藤「‥‥っ」
横「どうして寄り添おうとしないのかなぁ」
それ…は‥
横「2人とも不思議でならないよ、クスッ」
ふっ、参ったな。
横「ねっ?太輔」
藤「今から」
横「今日ならミツ家にいるはずたよ」
藤「よく知ってるじゃん」
横「そりゃ」
キスマイの母だから、フッ
横「で、行くの?行かないの?どっち」
藤「分かった行って来る」
横「良かった、ニコッ」
藤「いろいろと、ごめん」
横「なにが」
藤「気を遣わせてしまい」
横「別に気にしてないって俺と太輔の仲でしょ」
藤「そうだね、フッ」
でも、マジでありがと煮え切らない俺の背中を押してくれ。
本当は分かっていた、このままじゃいけないって事は
それを―
自分の都合のいいように、終わらせてしまおうとしていただけだって事も。
だけど気持ちはついていけなくて苦しくて辛くてさ、北山を無視する事しか俺にはできなかったんだ。
情けないよ、ほんと…
横「じゃ、よーく話し合って来るんだよ」
藤「うん」
横「いい報告を待っているから」
もう一度チャンスが欲しい、このまま終わりにはしたくはない。
お前のことが大好きだから
北山と話しをした数日後、チャイムが鳴り出てみれば
業者「藤ヶ谷さん、宅配便でーす」
ちっ、あいつ本当に送って来やがった。
業者「ここに印鑑をお願いします」
藤「どうも、ご苦労さま」
ガチャ、バタン!
横「あらミツ、送り返して来ちゃったんだ」
藤「そっ、この間ね」
俺はわたに、その時のことを話す。
横「どうして太輔はミツを呼び出したわけ」
藤「それは」
横「ミツも、なんで応じたりしたんだろ」
藤「話しがあるってさ」
横「でも結局はできなかったんでしょ」
藤「んまぁ…」
横「それじゃあ、意味ないじゃん」
確かに、わたの言う通りだ
本当のところ北山は、俺に何を言いたかったのか?
今更ながら気になってしまう。
横「会いに行ってくれば」
藤「えっ」
が、唐突に言われた言葉に
一瞬、届いた箱を開けようとしていた手が止まり。
横「会って本音をぶつけてきなって」
藤「わた」
横「結局お互い気になっているのが見え見えなのに」
藤「‥‥っ」
横「どうして寄り添おうとしないのかなぁ」
それ…は‥
横「2人とも不思議でならないよ、クスッ」
ふっ、参ったな。
横「ねっ?太輔」
藤「今から」
横「今日ならミツ家にいるはずたよ」
藤「よく知ってるじゃん」
横「そりゃ」
キスマイの母だから、フッ
横「で、行くの?行かないの?どっち」
藤「分かった行って来る」
横「良かった、ニコッ」
藤「いろいろと、ごめん」
横「なにが」
藤「気を遣わせてしまい」
横「別に気にしてないって俺と太輔の仲でしょ」
藤「そうだね、フッ」
でも、マジでありがと煮え切らない俺の背中を押してくれ。
本当は分かっていた、このままじゃいけないって事は
それを―
自分の都合のいいように、終わらせてしまおうとしていただけだって事も。
だけど気持ちはついていけなくて苦しくて辛くてさ、北山を無視する事しか俺にはできなかったんだ。
情けないよ、ほんと…
横「じゃ、よーく話し合って来るんだよ」
藤「うん」
横「いい報告を待っているから」
もう一度チャンスが欲しい、このまま終わりにはしたくはない。
お前のことが大好きだから