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・藤ヶ谷side

１日の仕事が終り家に帰り着いた俺は。



母「太輔お風呂できてるわよ」

藤「Thank You母さん」



疲れた身体を湯につけると早々に入浴を済ませ。



藤「ふわあーっ」



最近みょうに眠くなるのが早く感じる北山じゃあるまいし､ﾌｯ

ベットの中へ潜り込み暫くしたら。



「やっぱりあれは狼だった間違いない」

「だからいるわけないって言ってるじゃん、それより新しい指令ださっきのやつを必ず捕まえろとさ」

「ご所望の客でもいるの」

「みたいだぜ」



どうやら俺はまたあの夢を見ているらしく。

それに、こいつら確か。



「で、名前はなんていうんだ」

「北山とか言ってたな」



なに！

が、そんな事を思っていたらとんでもないことを言い出し。



「ほんじゃーちゃっちゃっと捕まえて褒美を貰っちまおうぜ」

「おう」



冗談じゃね北山をあの幻想館とかに連れて行き、売り飛ばすつもりか。

俺は慌てて森へ行き必死で捜しまくった。

けど見つからず…



藤「くっそ何処にいる」



数時間後、疲れきった身体を引きずりながら例の屋敷の前まで来ると。



執事「遅いお着きですね、皆さま既にいらしてますよ」



入ったら宮田、それに。



藤「健永!?」

千「ガヤさん！」

宮「幻想館にいたんだ」



猫の健永がいて驚いてしまう。