テキストサイズ

幻想世界☆

第4章 執事の企み①

執事「もう貴方は誘惑から逃れる事ができません思う存分にその血を吸いなされ」



俺は、そんな事をするつもりはない裕太は大事な仲間なんだ。



執事「仲間ねぇ、ここではただの獲物でしかないですが」



なっ、二度と言うんじゃない。



執事「はいはい失礼いたしました」



俺が怒るとその声は聞こえなくなり。

しかし、って事は他の魔族にも狙われる危険性があるって事か。



玉「わた見て奥にでっかい風呂があるよ」



そしたらどうなる?



玉「すっげーまるでホテルの大浴場みたいだ」



俺は初めてこの屋敷へ来た日のことを思い出していた



執事「心配しなくても目の前の獲物を見れば、自然とやり方が分かります」



惹きつけられたかの如く、吸ってしまった裕太の血。



執事「自然と身体は動いてしまう本能のままにね」



ヴァンパイアは陵辱し獣人の血を吸う、なんて事まだ知らなかった俺たち。

が、あいつが言った通りにこの先。

裕太は俺が必ず護ってみせる。

初めは本当にそんな気持ちからだったんだ。

ごめん、まさか自分がこんな事をするだなんて思ってもみなくて。

けど数日もしないうち。

奴が言っていた言葉を嫌ってほど思い知らされる事となる。

裕太の悲痛な叫び声と共に




ストーリーメニュー

TOPTOPへ