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幻想世界☆

第4章 執事の企み①

・藤ヶ谷side

藤「何処へ行く、みや」



わたと、ベットの中にいるタマの姿を見てパニックに陥った宮田は。

物凄い勢いで部屋から飛び出して行き。



執事「これくらいのことで取り乱すとは先が思いやられますな、クスクスッ」

藤「お前に何が分かる!」

執事「しかしですね」

藤「あいつがどれだけタマのことを大事に思っているか、クッ」

執事「私には、その気持ちが理解できません」

藤「なに!キッ」

執事「それより横尾さまが部屋から出られるようですが」

藤「‥‥っ」



見ると、確かにわたは起き上がっていて。

ドアの方へ向かおうとしている。

俺も、急ぎ廊下へと出て。



藤「わた!」

横「太輔?」

藤「どういうこと説明して貰うよ」

横「なにを?」



が、キョトンとした顔しているわた。



藤「なぜタマがここにいるんだ?それも、わたの部屋に」

横「あぁ、そのこと実は」



えっ、五関に?



横「行ったら、本当にいたから驚いたのなんの」

藤「そうだったんだ、あっでもだったら」

横「んっ?」

藤「2人して裸でベットに寝ていたわけは?」

横「太輔お前どうしてそれを!?」

藤「誤解するな、あの執事がさ」



俺は、あいつが宮田と俺を隣の部屋に連れて行った事を渉に話す。



横「なるほどね」

藤「ちゃんと説明してくれじゃないと、みやが」

横「分かった、が先に裕太の頼みごとを聞いてやってもいい」

藤「なに?」

横「簡単な話し、クスッ」

藤「んっ?」



数分後、俺達はキッチンにいた。



藤「相変わらず料理が上手いなぁ」

横「小さい時から教わってたしね」

藤「しかしお腹が空いたとはタマのやつ」

横「あんな可愛らしい姿で頼まれたら、フッ」



そりゃ断れないわな、クスッ




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