テキストサイズ

幻想世界☆

第1章 その扉が開くとき

屋「千賀が白い猫で二階堂が黒、なるほど」



屋良さん?なにを言ってるんです俺には…って。



ニ「うわあぁーマジでか」



鏡に映っている自分の姿に思わず叫び声を上げる。

頭にちょこんと付いている黒い耳が2つ。



千「わわ俺にもあるじゃんキャハハ」



なぜ笑う?



千「白猫にゃん」

ニ「‥‥‥」



どうやら、壊れてしまったらしい。

トルルル―



ニ「千賀、携帯が鳴ってるよ」

千「あはっ、あははっ」

屋「ダメみたいだな、クスッ」



仕方がない…



ニ「もしもし」

宮「あれ千ちゃんは」

ニ「笑い転げてる」

宮「はあっ?」



変わりに出たら宮田のすっとんきょな声が聞こえた。



ニ「用件はなに?こっちは取り込み中なんだけど」

宮「あの…さ」

玉「宮田あぁーっ」



この声はタマ。



宮「あっ、はい」

玉「これなんとかしろ」

宮「そんなこと言われても二階堂、助けてよぉ」



そこは摩訶不思議な世界だった。



屋「ようこそ幻想館へ」

ニ「幻…想‥館」

千「キョトン」

屋「獣人族を売っている店さ俺はその店主よろしく」



屋良さんの言っている事が分からないまま気がついたら朝になっていて。

でもこの日からだった毎晩意味不明な夢を見るようになったのは。

獣人族と魔族が住む幻想の世界の―




ストーリーメニュー

TOPTOPへ