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幻想世界☆

第5章 覚醒する瞬間

執事「ベットは、フリルが付いた西洋式にしてあります如何でしょう?好みには合っているはずですけど」

藤「まるでディズニー映画にでも出てくるようだな」

執事「しかし、そこで眠る獣人はさぞかし愛らしいのでは、ニヤッ」

藤「‥‥っ」



くっ、人の心を見透かした言い方をしやがって。

気にくわない奴、チッ



執事「奥にはお風呂もあります、お独りでは広すぎるかと思いますが」



あっそ…



執事「では、ごゆるりと。ガチャそうそう」



なに?まだ何かあるわけ。



執事「退屈でしょうから、いいものをプレゼント致しました」



はっ?



執事「先ほど横尾さまにも同じものをお渡ししましたが今頃は、ニヤッ」



バタン!

テーブルの上に置かれた、1枚のDVD。

なんだ?これ。

気になりデッキの中へ入れ流してみると。



千「はっ、放せって」

宮「やだっ」

千「宮田、冗談はやめっ」



こっ、これは!?



千「よせ、やめろ、宮田あぁーっ」



嘘…だろ?あいつが健永を



千「あっ、うっ、ああっ」

宮「千ちゃん、千ちゃん、気持ちいっ…」



ギシッ、ギシッとベットか軋む音と共に乱れる2人の裸体。



千「あっ、んやっ、はっ、んんっ、いいっ、あっ」



そして―



宮「ヤバイこれヤバいよ」

千「ハァハァハァ…なに‥が」

宮「無性に欲しくなる」



目の当たりにしたその衝撃の光景に。



宮「カプッ、チューチュー」

千「うっわービクンビクン」



全ては初めから仕組まれていた事だったのか?

俺も、わたや、みやも。

このあと慟哭の中でもがき苦しむことになる。

が、それでも愛していたんだ愛していたと思いつつ。




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