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幻想世界☆

第6章 執事の企み②

・玉森side

その日の夜、俺の目の前ではわたが。

何かを考え込むかのように一点を見つめていた。



玉「ねぇどうしたんだ?」

横「んっ?あぁ、この間のことをちょっと」

玉「この間?」

横「俺達なぜ裸でいたのかなと」

玉「あれ確かに俺も驚いたけど」



夢だから理解不能なことがあっでも当たり前。

そう思い自分は気にしないでいたが…

どうやら、わたは細かい事が気になるらしい。



横「裕太」

玉「なに?」

横「ちょっと太輔のところへ行って来る」

玉「俺は?」

横「風呂にでも入っていれば?フッ」

玉「独りで?つまらないよ俺も一緒に行ったらダメ」

横「2人だけで話したい事があるんだ」

玉「ふーん、なら仕方がないか」

横「悪い」



立ち上がりドアの方へ向かうわた、クルッと振り返り



横「そのDVDは、絶対に見るんじゃないよ」

玉「どうして?」

横「なんだか、嫌な予感がする」

玉「わかった」



バタン!

この屋敷の中には渉の他にガヤと宮田。

千賀がいると聞いた。

が、わたは千賀には まだ会っていないらしい。

俺は、ガヤや宮田とも顔を合わせてはいないけどね。

変なところさ…

それに、遊ぶ物も何もないから独りだと退屈で仕方がないし。




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