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幻想世界☆

第6章 執事の企み②

・藤ヶ谷side

大我が幻想館にいるって、マジで!?

誰かに飼われたら健永みたいに。

そう思っただけで、居てもたってもいられなくなり。

ガチャ、バタン!



執事「ようやく行きましたか世話のやける方です」



急ぎ、そこへ駆けつけると



屋「よう藤ヶ谷やっと来たな、フッ」

藤「ええっ、屋良さん!?」

屋「なんだ?俺が、ここにいるって宮田に聞かなかったのか」

藤「いや、あいつは何も」

屋「おやおや、フッ」



それより…



屋「獣人を買いに来たんだろ?沢山いるぞ、ニコッ」

藤「あっ、はぁ」



俺は、大我が心配なだけで



屋「こっちだ」

藤「あのぉー」

屋「いいから黙ってついて来い」



キィーッ、ガチャン!

そこは薄暗くてまるで牢屋みたいな檻がいっぱいあり



屋「お前ら、いい子にしてたか?」

ニ「ネズミの郁人がイジケてまーす」



この声はニカ!



河「イジケてないやい俺はハムスターだハムスター」

北「まぁーだ言ってやがるわ、ガハハハッ」



なっ!?まさか、北山?

よーく眼を凝らして見るとモゾモゾと蠢いている小さな塊が見え。

うおっ、いた!



屋「千賀と入れ違いに来たんだ、フッ」



そうか、やっぱり捕まってしまっていたんだな。

どうりで森を捜しても見当たらないはずだ。




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