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幻想世界☆

第7章 広がる波紋①

・二階堂side

今日も幻想館では賑やかにってあれ?

何故だか、みんな寝ている



ニ「ミツ、ミツってばなにやってるんだよ」

北「しっ、静かに」

ニ「んっ?」



そんな中、施錠をはずそうと悪戦苦闘しているミツ。

もしかして、脱走でもするつもり無理だと思うけどってえぇーっ!?

ガチャ!

うっそ開いちまったよ俺も連れてってぇ。



北「待ってな、フッ」



ミツは、壁に掛かっている鍵を取ると。

ガチャ!



ニ「やったぁ、ニコッ」

北「しっ、郁人たちが起きちゃうだろ」

ニ「あっ、そうだった」



そぉーっとそっと扉を開け廊下をつたって外へと出る



ニ「うぉ久々の空気最高」

北「急げ、気づかれる前に森まで突っ走るぞ」

ニ「アイアイサー」



ダダダッ!



屋「行ったか」

河「屋良さんあいつら逃がしてどうするつもり」

屋「そのうちに分かる」



でも、それは。

あれから一向にミツを迎えに来ないガヤに痺れを切らした屋良さんが。

わざと逃げ出すよう仕向けた策みたいなものだったんだ。



ニ「ねぇどこへ行くの」

北「そうだなぁ」

塚「藤ヶ谷たちがいる屋敷へ行ってみたらどう」

ニ「あっ、それはいい考えだって塚ちゃん!?」

北「うおっち、お前どうしてここにいるんで?」

塚「いや散歩をしてたら、幻想館から出て来る2人を見かけてさ」

北「はあっ?」




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