幻想世界☆
第8章 広がる波紋②
それから服を脱ぎ、急いでシャワーを浴びて。
股間から滴り落ちた、それらしき液体。
しかし確認する勇気もなく
くっ、洗い流さなくちゃ…ジャーッ!
それは初めて経験する羞恥心でもあったんだ。
こっ、こんな事って、こんな、クッ
ジャーッ!
数分後、浴室から出た俺はリビングを素通りし部屋へ戻ると。
まだ寝ているミツに向かい
“悪い俺、先に帰るね”
そう心の中で呟き、素早く玄関へと向かった。
藤「あっ、おはよ」
横「みんな起きてる?」
藤「北山は、まだ寝ているみたい」
横「そっ」
ガチャ、バタン!
今はわたと顔を合わせずらいし。
そして道すがら、トルルル
宮田の携帯へ掛けてみたんだけど、あいつ出なくてさ
玉「ったく、肝心なときに繋がらないんだから宮田のバーカ ハァ」
誰と一緒にいるかなんて、考えもしなかった。
だって…
玉「もしもし、ショウ太 今から時間ある?」
夢の中で聞いた声が現実の中でのことだったとは思いもしなかったし。
まして本当に宮田と千賀がデキてしまっているだなんて。
あいつは、いつも俺の隣にいたから。
苦しいとき辛いときもー
だから、こんな気持ちの時は傍にいて欲しかったんだ
玉「そっかそれじゃあ仕方ないね、今度また」
ふっ、結局は独り…か
友達が沢山いなくても宮田がいればそれでいいと思っていた。
あいつは、最高のダチだと
空を見上げ物思いに耽っていた、そのとき。
「タマ!」
名前を呼ばれ、振り返った先にいたのは。
えっ?なんで、どう…しているの。
固まる俺に、優しく微笑みかけてくれ。
その笑顔を俺は決して忘れはしない。
“俺がいるよ”
そう言ってくれているように感じ、救われた気がしたから。
股間から滴り落ちた、それらしき液体。
しかし確認する勇気もなく
くっ、洗い流さなくちゃ…ジャーッ!
それは初めて経験する羞恥心でもあったんだ。
こっ、こんな事って、こんな、クッ
ジャーッ!
数分後、浴室から出た俺はリビングを素通りし部屋へ戻ると。
まだ寝ているミツに向かい
“悪い俺、先に帰るね”
そう心の中で呟き、素早く玄関へと向かった。
藤「あっ、おはよ」
横「みんな起きてる?」
藤「北山は、まだ寝ているみたい」
横「そっ」
ガチャ、バタン!
今はわたと顔を合わせずらいし。
そして道すがら、トルルル
宮田の携帯へ掛けてみたんだけど、あいつ出なくてさ
玉「ったく、肝心なときに繋がらないんだから宮田のバーカ ハァ」
誰と一緒にいるかなんて、考えもしなかった。
だって…
玉「もしもし、ショウ太 今から時間ある?」
夢の中で聞いた声が現実の中でのことだったとは思いもしなかったし。
まして本当に宮田と千賀がデキてしまっているだなんて。
あいつは、いつも俺の隣にいたから。
苦しいとき辛いときもー
だから、こんな気持ちの時は傍にいて欲しかったんだ
玉「そっかそれじゃあ仕方ないね、今度また」
ふっ、結局は独り…か
友達が沢山いなくても宮田がいればそれでいいと思っていた。
あいつは、最高のダチだと
空を見上げ物思いに耽っていた、そのとき。
「タマ!」
名前を呼ばれ、振り返った先にいたのは。
えっ?なんで、どう…しているの。
固まる俺に、優しく微笑みかけてくれ。
その笑顔を俺は決して忘れはしない。
“俺がいるよ”
そう言ってくれているように感じ、救われた気がしたから。