テキストサイズ

幻想世界☆

第8章 広がる波紋②

千「あの夢なんだと思う」

宮「んーさぁ」

千「俺達の他にも見ているやついるのかな?」

宮「確かめてみようか」

千「どうやって?唐突に、聞くわけにもいかないじゃん」

宮「確かに」

千「そうだ、カマを掛けてみるっていうのはどう」

宮「例えば?」



千さんが言うには―

まず向こうで起きたことを頭の中で記憶して。

翌日さりげなくそれについて触れてみるってことなんだけど。

つまり相手の反応を見るってわけね。



宮「それ俺にやれって事」

千「宮田の方が俺より自由きくし」

宮「そりゃまぁ」

千「それより時間だぜ行かなくていいの」

宮「んっ?」

千「仕事」

宮「おっと、そうだった」



今日は、プレバトの収録があったんだ。



千「俺はニカの所へ行って来るから」

宮「どうして」

千「あれ?言わなかったっけ」

宮「へっ?」

千「ニカも俺らと同じ夢を見ているみたいだし確かめて来る」

宮「聞いてない」

千「そう宮田は俺を襲うのに夢中だったからな ニヤッ」

宮「千ちゃーん」

千「あははっ」



ともあれめでたく両思いになれた俺と千ちゃん。



宮「二階堂に宜しく」

千「おう、ニコッ」



この時は、まさかタマにも

同じような出来事が起こっているとは思いもせず。

俺は、有頂天になっていたんだ。

大変なのは、これからだというのに。




ストーリーメニュー

TOPTOPへ