幻想世界☆
第8章 広がる波紋②
・二階堂side
ちょっと待って、今なんて言った?
千「だからニカ、俺と宮田の3人は同じ夢を見ているんだ」
ニ「えっ?じゃあーなに、あの夢の中で起きたことは実際に起きていた事だって言いたいわけ」
千「そう」
ニ「マジかぁ!?」
千「たぶん、俺らの考えが正しければ夢の中に出てくる連中はみな」
ニ「同じ夢を見続けている」
千「コクン」
そんな事ってあるのかよ!?
千「最初は、俺も信じられなかったんだ。でもニカが言っていた夢の話しは俺が見てきた夢と殆んど同じだったし宮田も、ハッ」
ニ「んっ?」
千「あっ、いや…なんでもない」
どうかしたか?
千「と、とにかくこれからの事を考えなくちゃ」
ニ「そうだね」
千「で、手始めに」
自然と目は首筋へ向けられてく。
やっぱりある、千賀の首に赤い斑点が2つ。
千「ニカ?ニカってば聞いてる」
ニ「あっ、あぁーごめん」
千「しっかりしろよ、これって凄い一大事かもしれないんだぞ」
ニ「悪い」
俺とミツはハンターに捕まってから、ずっと幻想館にいた。
千「そっか抜け出したんだ宏光と2人で」
ニ「うん、そしたら塚ちゃんが」
千「塚ちゃんもいるの?」
だから宮田に買われて行った千賀の身に何があったのかまでは知らない。
ニ「タマはわったーのペットになっているんだろ」
千「知ってたんだ?なんでも横尾さんが、ハッ」
まただ―
千「そっ…か、だからあのとき宮田の様子が」
ニ「宮田がどうかした」
千「えっ?ぁ…‥」
ニ「千賀?」
千「悪いニカ、おれ用事を思い出した」
ニ「へっ?」
千「話の続きはまた今度」
ダッ!
ニ「ちょ、千賀」
千「夢で会おうぜ、ニカ」
そんな言葉を残し、千賀は笑顔で去って行った。
その胸の内に複雑な思いを抱えていただなんて、みじんも匂わさず。
ちょっと待って、今なんて言った?
千「だからニカ、俺と宮田の3人は同じ夢を見ているんだ」
ニ「えっ?じゃあーなに、あの夢の中で起きたことは実際に起きていた事だって言いたいわけ」
千「そう」
ニ「マジかぁ!?」
千「たぶん、俺らの考えが正しければ夢の中に出てくる連中はみな」
ニ「同じ夢を見続けている」
千「コクン」
そんな事ってあるのかよ!?
千「最初は、俺も信じられなかったんだ。でもニカが言っていた夢の話しは俺が見てきた夢と殆んど同じだったし宮田も、ハッ」
ニ「んっ?」
千「あっ、いや…なんでもない」
どうかしたか?
千「と、とにかくこれからの事を考えなくちゃ」
ニ「そうだね」
千「で、手始めに」
自然と目は首筋へ向けられてく。
やっぱりある、千賀の首に赤い斑点が2つ。
千「ニカ?ニカってば聞いてる」
ニ「あっ、あぁーごめん」
千「しっかりしろよ、これって凄い一大事かもしれないんだぞ」
ニ「悪い」
俺とミツはハンターに捕まってから、ずっと幻想館にいた。
千「そっか抜け出したんだ宏光と2人で」
ニ「うん、そしたら塚ちゃんが」
千「塚ちゃんもいるの?」
だから宮田に買われて行った千賀の身に何があったのかまでは知らない。
ニ「タマはわったーのペットになっているんだろ」
千「知ってたんだ?なんでも横尾さんが、ハッ」
まただ―
千「そっ…か、だからあのとき宮田の様子が」
ニ「宮田がどうかした」
千「えっ?ぁ…‥」
ニ「千賀?」
千「悪いニカ、おれ用事を思い出した」
ニ「へっ?」
千「話の続きはまた今度」
ダッ!
ニ「ちょ、千賀」
千「夢で会おうぜ、ニカ」
そんな言葉を残し、千賀は笑顔で去って行った。
その胸の内に複雑な思いを抱えていただなんて、みじんも匂わさず。