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幻想世界☆

第9章 寄り添う心①

・北山side

広い屋敷の中、本当にあいつらここにいるのか?

そう思いつつ―

ウロウロしながら物色していたら藤ヶ谷と遭遇した。



宮「じゃ二階堂は俺の2番目のペットって事で」

ニ「えぇーやだぁ」

藤「でも、そうすれば健永の傍にいられるだろ」

ニ「んー」

千「そういえばさ幻想館に佐久間がいたってニカ言わなかったっけ」

宮「えっ、ほんと」

ニ「そうそう、っておまえ迎えに行くつもり?」

宮「どうしよ親友を放っておくわけには」

千「でも、ニカはメンバーだよ。それに俺の相棒でもある」

宮「うわぁー悩むなぁ」



暫く悩んでろ俺は付き合ってられね。

ガチャ、バタン!



ニ「あっ、ミツが逃走したガヤ早く捕まえて」

藤「ったくしょうがねぇなもぉ」



悪いが他へ行く―

が、しかしあてもなく屋敷内を歩き回っていたら。



執事「おや、あなたは誰ですか?」



げっ、なんだよ?この変なオヤジは。



執事「どこから紛れ込んで来たのです?飼い主はいるんでしょうか」



職務質問?ハァ



執事「幻想館に連絡し引き取って貰いましょう」



冗談じゃね、またあの檻の中へ逆戻りだなんて御免だ

ダダダッ!



執事「お待ちなさい逃げても無駄です」



へへーんだ、鬼さんこちら



執事「ハァハァハァ、なんて足の速い、クッ」



ガチャ、バタン!

飛び込んだ所、そこは空いている部屋のようで。

壁際には、大きな鏡があり

んっ?なんだ、なんか映って見えるぞ。

黒と、グレーで統一された部屋その中央にあるベットには。



北「うおっ!?タマ、それに横尾さん!どして」



寄り添うようにふたり見つめ合っている。

と、そのとき。




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