君と僕。
第10章 君と僕と誕生日
夜の12時半を過ぎた頃、僕はリビングに出た。
時雨さんがパソコンを開いていた。
仕事の持ち帰りなんて珍しい。
「お疲れ様です」
「あ、蓮君。蓮君もお疲れ様。ココア飲もうか」
「僕いれます。時雨さんはコーヒーですか?」
「うん、じゃあコーヒーで。ありがとう」
時雨さんは、いつもありがとうって言ってくれる。
ごめんじゃなくて、ありがとう。
「えへへ」
「えー、どうしたの蓮君。可愛い顔しちゃって」
「いえ、好きだなぁって思って」
「!?」
とてつもなく恥ずかしいことを言った自覚があるので急いでキッチンに隠れる。
顔熱い。
けど、好きなのは事実だ。
変態だし、たまにめちゃくちゃな事するけど。
いつだって僕を優先してくれる。
僕を見てくれる。
僕の知らない僕の言葉を汲み取って、優しさで包んでくれる。
「時雨さーんアターーーック!」
「ぐぇっ」
少し感傷に浸ってたのに後からいい大人が腰に突っ込んできた。
時雨さんがパソコンを開いていた。
仕事の持ち帰りなんて珍しい。
「お疲れ様です」
「あ、蓮君。蓮君もお疲れ様。ココア飲もうか」
「僕いれます。時雨さんはコーヒーですか?」
「うん、じゃあコーヒーで。ありがとう」
時雨さんは、いつもありがとうって言ってくれる。
ごめんじゃなくて、ありがとう。
「えへへ」
「えー、どうしたの蓮君。可愛い顔しちゃって」
「いえ、好きだなぁって思って」
「!?」
とてつもなく恥ずかしいことを言った自覚があるので急いでキッチンに隠れる。
顔熱い。
けど、好きなのは事実だ。
変態だし、たまにめちゃくちゃな事するけど。
いつだって僕を優先してくれる。
僕を見てくれる。
僕の知らない僕の言葉を汲み取って、優しさで包んでくれる。
「時雨さーんアターーーック!」
「ぐぇっ」
少し感傷に浸ってたのに後からいい大人が腰に突っ込んできた。